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死から眼を逸らしていた。
だが年齢を重ねれば否応なく死は眼の前に現れて
こちらを向けと呼びたてる。
そうなると生きているということは、
人の死にまみれるということと同義になる。

自分の死はもしかしたら安らぎかもしれない。
だが近しい者の死は心をからからに干上がらせる。
科学は死を遠くに押しやろうと苦闘しているけれど
人は取り残されたままベッドの上で天井を虚ろに見上げるばかりだ。
使命を帯びた者たちはその手を差し伸べるけれど、
心はその手をどう握り返せばいいのか迷っている。

もう死から眼を逸らすことはよしにしよう。
けれど戦うために剣を取るつもりはない。
防ぐために盾を構えるつもりもない。
もちろん何もできないのだ。
ただ死を前にしている者の、その傍に寄り添う以外は。
共に死に視線を注ぎ、ただ立ち尽くす以外は。
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