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質屋さんの暖簾をくぐってみた。

質8
質屋さんに行った。
食うに困って質草をもってこっそりと、というわけではない。
まあなんと世間知らずよ、と笑われるかもしれないが、
21世紀のこの世の中にあって、
質屋さんなるものが未だに存在しているなどと夢にも思わなかった。
遠い記憶の中の、あるいはNHKの朝の連続ドラマのなかに
時折見え隠れする郷愁のような気がしていた。
それが目の前にあったのである。
富雄駅のすぐそば。看板には「質 若松屋」とあった。

わが街の色々な場所に、
好奇心の赴くがままに飛び込んでいこうと思っている私としては、
ぐぐっと食指が動く。気がつけば、暖簾をくぐっていた。
もちろんアポなしである。
出てこられたおかみさんに、かくかくしかじかと訪問の理由を話し
質屋さんなるものについて取材させて欲しいとお願いした。
するとおかみさんは、そういう話ならもっと詳しい人がいるという。
場所は生駒駅のそば。そこに「くろねこ」という名の質屋さんがあり、
その店のご主人が、この業界について詳しいのだという。

質6
日を改めて生駒に向かった。
学園前から少し離れるけれど、この際、細かいことは言わない。
有名な「ぴっくり通り」を東に少し入ったところに看板があった。
矢印のままに歩いていくと、実にシックな和風の建物に出会う。
そこが求める質屋さん、「くろねこ」だった。

質5

質2
暖簾をくぐると小さな土間のような部屋があり、
カウンターの向こうにこのお店の主、山本義人さんがいた。
突然の飛び込み取材にも関わらず、こちらの質問に快く応じてくださった。
山本さんは、代々質屋さんを営まれており、すでに三代目だという。
奈良県質屋共同組合の理事長でもある山本さんに
質屋さんの現在についてお話をお伺いする。

まずは、質屋さんとはそもそもどういった職種なのかを
全国質屋組合連合会のホームページから抜粋する。

質3
(以下抜粋)
質屋が他の金融機関と異なるところは、品物を預けて、
その品物の価値の範囲内でお金をお貸しする「質預け」にあります。
「質預け」とは、期限内に質料(利息)と元金をお支払いいただけば、
預けた品物がお客様の手元に戻ってくるシステムです。
貸付金の返済が不可能になっても、貸付金の返済義務は一切発生しません。
質料(利息)だけ支払えば、質入れの期間を延長することもできます。
質屋は各都道府県の公安委員会の許可によって営業し、
お客様からお預かりした大切な品物を、大切に質蔵で保管しています。
ですから、安心して質屋を利用してみて下さい。

質屋の始まりは700年前の鎌倉時代といわれていますが、
その時々のニーズにあった商品を質屋は取り扱ってきました。
ですから、質屋は常にニーズに合った商品を見極め高く評価しています。
最近では、「質預け」ばかりでなく、
「買取り」や「店頭販売」を行っている質屋もあります。
「ちょっとお金に困った時」「流行りの商品を手頃な値段で購入したい」など、
気軽な気持ちで質屋をご利用ください。
賢く使えば質屋はあなたのニーズにきっと応えてくれるはずです。
(以上、全国質屋組合連合会ホームページ http://www.zenshichi.gr.jpより抜粋)

質1
遊ぶ金欲しさに・・・・。
そう言ってしまうと語弊があるが、
質屋さんにやって来るほとんどの人が、
昔のように生活費の不足分を調達しに来るのではなく、
遊興費や他のブランド物などを買うために品物を持ってくるらしい。
しかもそれを預けるのではなく、買い取ってもらうのだとか。
最近では質預けをとってお金を融通するのではなく、
買取が主流になっているとのことだった。
そうなると最近よく見かけるリサイクルショップと同じようだが、
宝石やブランド品となると質屋さんの方が、はるかに目利きだ。
山本さんによると、定価のあるものは買取価格をつけやすいが、
そうでない場合は、物を見る目を養った者でないと
そう簡単に適正な価格をつけれるものではないという。
物の価値が分からないと、買い取り価格がつけられず、
下手をすると安く買い叩かれたりすることもあるかもしれない。
家電製品や家具などはリサイクルショップに持ち込んだ方が手っ取り早いだろうが、
羽振りのいいときに買った高額商品や、
ちやほやされて買ってもらったブランド品などは
質屋さんに持っていったほうが、正当な価格で引き取ってくれそうだ。

と、ここまで書いてきて、そう言えば若い女の子が
ブランド物を持ち込んで買い取ってもらうという番組を見たことを思い出した。
なんのことはない、質屋さんは現代の生活の中にちゃんとその居場所を確保しているのだ。
私のような昭和三十年代生まれには、
質屋というのは少しほの暗い場所に居たように思えるのだが、
現代では光のあたる場所で、人々の生活の中にしっかりと組み込まれている。
ふーむと、世間知らずはまたここで唸ることになる。

ということで、何かめぼしいものはないかと自分の周りを見回してみた。
リサイクルショップ行きはやたらにあるが、
質屋さんに持っていけそうなものは皆目ないことに気づく。
実に侘しいことである。

質7
(有)くろねこ 〒630-0257 生駒市元町1-8-19
TEL 0743-73-2206 FAX 0743-74-5554
http://www.kuroneko-ikoma.com/prologue.html
実にシックなHPである。ぜひ一度ご覧になることをお奨めする。





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